中銀バンクネガラが北京に支店 …人民元の流動性拡大、中国でリンギ建て貿易金融 

中央銀行バンク・ネガラ(BNM)と中国人民銀行(中銀)は18日、相手国の金融機関に自国での流動性提供で便宜を図る協定を交わした。

エマージング・マーケット 東南アジア

中央銀行バンク・ネガラ(BNM)と中国人民銀行(中銀)は18日、相手国の金融機関に自国での流動性提供で便宜を図る協定を交わした。

中国に進出しているマレーシアの銀行はリンギあるいはリンギ建て証券を担保に、中国人民元の提供を人民銀行から受けることができる。バンク・ネガラは同様の協定をシンガポールとタイの中銀と交わしている。

BNMは特定の要件を満たした国内銀行に対し、元流動性の便宜を図る制度を導入する。マレーシア国内における元の流動性拡大が目的で、国内銀はBNMから元を借り入れる、あるいはBNMに貸し付けることができる。

一定要件を満たした中国の銀行に、同国におけるリンギ建て貿易金融の提供を認める。BNMは一連の措置、協定を北京駐在員事務所開設に合わせ発表した。中国にはマラヤン・バンキング(メイバンク)とCIMBが進出している。

千田真理子

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