カリフォルニア州のNASA「ドライデン飛行研究センター」を「NASA ニール・A. アームストロング飛行研究センター」と改名する法案がアメリカ上院に提出された。下院ではすでに今年2月、同法案が通過している。
ドライデン飛行研究センターは、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地内にあるNASAの研究施設。これまで、NASAヒュー・ラティマー・ドライデン副長官にちなんで名づけられていた。2012年に亡くなったニール・オールデン・アームストロング元宇宙飛行士の名を冠して施設名を変更しようというもの。それに伴い、現在のドライデン飛行研究センター内にある西部航空試験場を「NASA ヒュー・L. ドライデン航空試験場」に変更するという。
10月末に提出されたこの法案だが、同じ法案が2013年2月25日に通過している。その後は上院通過については進んでいなかった。また、同じ趣旨の法案は2012年にも提出されているが、上院では不成立だったという経緯がある。
法案に対する米国内の反応は必ずしも良いものではなく、この件を報じたSpacePolitics.comでは、「アームストロング元宇宙飛行士は謙虚な人柄で、このような個人的な名声を望んだとは思えない」とのコメントもある。