反ライナス団体、日本大使に出資中止を申し入れへ

豪ライナス・コープがパハン州クアンタンで操業を開始したレアアース(希土類)製錬施設に反対する非政府組織(NGO)は、3億2,500万米ドル(10.4億リンギ)に上る日本企業からの出資を止めるよう近く在マレーシア日本大使館に申し入れる方針だ。

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豪ライナス・コープがパハン州クアンタンで操業を開始したレアアース(希土類)製錬施設に反対する非政府組織(NGO)は、3億2,500万米ドル(10.4億リンギ)に上る日本企業からの出資を止めるよう近く在マレーシア日本大使館に申し入れる方針だ。

ウォン・タック議長は12日に開催した記者会見の中で、電話や電子メールで日本大使館の中村滋 大使に面会を求めたが約束をとりつけることが出来なかったため、16日にも直接出向くことにしたとコメント。ヒンプナン・ヒジャウが抱いているライナス施設への懸念について中村大使に理解して貰いたいと述べ、ライナスの違法な操業を直ちに中止させたいと強調した。

その上で1980年代にペラ州ブキ・メラで行われていた日本企業が関わった多国籍企業によるレアアース事業で公害が引き起こされたことに言及し、日本企業が再び同じ轍を踏もうとしていると批判した。同プラントは1992年に閉鎖に追い込まれた。
(マレーシアン・インサイダー、11月12日)

伊藤 祐介

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