インド南部、タミル・ナードゥ州の州都チェンナイで11月6日、初の地下鉄(チェンナイメトロ)の試運転が始まった。インド紙タイムズ・オブ・インディア(オンライン版)などが報じた。
試運転は車両基地内に設けられた800mの試験線で行われ、フランスの車両メーカー・アルストムのブラジル工場で製造された4両編成の電車が、州政府首相の合図によりテストを開始した。
チェンナイメトロは現在2路線計45km、計32駅が計画されており、全長22kmの2号線のうち高架区間が2014年7月の開業を予定している。2本のレール幅(軌間)は1435mmで、電化方式は交流2万5000V、運行最高速度は80km/hの計画。整備は主に日本の円借款によって行われている。