東京ビッグサイトで開催された「2013国際ロボット展」にはさまざまなロボットが展示されたが、最も多くの種類のロボットを展示したのがNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)だ。その数は34種に上る。
しかも、生活支援ロボットから特殊環境作業ロボットまでと分野は幅広く、NEDOが関わっているロボットすべてを展示したという格好だ。なかにはトヨタ自動車のウイングレットやホンダの歩行アシストも見られた。特に来場者の人気が高かったのが、サイバーダインのロボットスーツHALLで、その回りには多くの人が集まり、関係者から熱心に説明を聞く姿が見られた。
現在、それらのロボットはNEDOが中心になって設立した生活ロボット安全検証センター(茨城県つくば市)で、普及に向けたさまざまな実証実験を行っている。ゆくゆくはその安全検証センターで試験を行ったロボットが世界市場に出回るようにして、そこを生活支援ロボットに関する安全技術のメッカにしたいそうだ。
「ロボットといえばNEDO、NEDOといえばロボットと言われるように、ロボットに関してNEDOに聞けば、すべてわかるような存在になっていきたい」とNEDOの関係者は熱く語っていた。