米衛星ラジオ放送局の通信衛星、打ち上げに成功…ILSが打ち上げを担当

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ロシアのプロトンMロケット
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  • Space Systems Loral (SSL)
  • バイコヌール宇宙基地に到着した第38次/第39次長期滞在クルー(出典:JAXA/GCTC)

人工衛星打ち上げサービスを提供するインターナショナル・ローンチ・サービス(ILS)は10月26日、米衛星ラジオ放送局「シリウスXMラジオ」の通信衛星「シリウスFM-6」搭載のプロトン・ブリーズMロケットの打ち上げに成功した。

打ち上げ場所はカザフスタン・バイコヌール宇宙基地。現地時間26日午前0時9分に発射されたロケットは9時間11分後に衛星と分離した。ILSによるプロトンロケット打ち上げは83回目。ロケットの開発・建造はロシア・クルニチェフ国家研究生産宇宙センターが担当した。

「シリウスFM-6」は、効率性に優れるXバンドアップリンク中継器とSバンドダウンリンク中継器を搭載する。人工衛星の基本的機能であるバス機器はスペースシステムズ/ロラール(SSL)の「SSL 1300」を採用。運用年数は15年。軌道位置は西経116.15度。

ILSがシリウスXMの人工衛星を打ち上げるのは6回目。ILSのスラック会長は10年以上に渡ってシリウスXMと協力していることに触れ、「今回の打ち上げ成功にあたり、シリウスXM、SSL、クルニチェフの全スタッフに感謝したい」とコメントした。

《日下部みずき》

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