スペインラリーのWRC-2カテゴリーでは、元F1ドライバーのロバート・クビサがラリースペインの暗闇の中でのオープニングレグで、早くも51秒7のリードを作り上げ、タイトル獲得へ大きな一歩を踏み出した。
クビサはサロウの北東にあるオープニングステージで26.5秒のリードを奪い、第2ステージで13.9秒、第3ステージで10.1秒のリードを確保した。
クビサはタイトルを確保する為に、このラリーで2位以上のフィニッシュをすれば良く、全ては順風満帆に見えたが、最後のステージでハンドブレーキの問題を抱えることとなった。
このラリーで彼の最も強力なライバルと目されるウェールズ人ドライバーのエルフィン・エヴァンスは、オープニングステージで彼のフォード・フィエスタR5のエンジンのミスファイアに悩まされたが、第2ステージ以降はミスファイアが改善し、この日のラリーで3番手のドイツ人ドライバー、セップ・ウィエガンドに25.7秒の差をつける2番手となった。
ウィエガンドの後方にはヤジード・アル‐ライヒが24.7秒遅れの4番手、そしてアイルランド人ドライバーのロバート・バラブルとインドネシア人ドライバーのサブハン・アクサがトップ6となった。