一見ポップな印象のアニメと思いきや、列車のドアに挟まれた男や犬の頭が吹っ飛び、女は感電…。駆け込み乗車などでドアに挟まれる乗客にその危険性を訴えるため、イギリスの鉄道がちょっとブラックな内容のアニメを制作、Youtubeで公開している。
アニメを公開しているのはイギリスの都市ニューカッスルとその周辺で都市鉄道を運営するタイン・アンド・ウィア・メトロで、タイトルは「Use your brain near a train(列車のそばでは頭を使え)」。同社運転士が参加した調査によると、駆け込みや傘を挟むなど、閉まるドアを乗客が妨害することで列車が遅れるトラブルは少なくとも年2万件起きており、挟まれた乗客がホーム上を引きずられる事故も起きている。
ドアの開閉を妨げた場合には罰金が科せられるほか、駅ホームでのアナウンスやポスターなどでも注意を促してはいるもののあまり効果はなく、より注目を集める手段としてアニメを制作したという。
同社はアニメと同時に、ホーム上を乗客が引きずられる様子などを捉えた車内や駅ホームの監視カメラ映像も公開している。