JR東日本水戸支社は10月18日、水戸線羽黒駅(茨城県桜川市)と常磐線南中郷駅(茨城県北茨城市)の改築工事を行うと発表した。駅舎の老朽化によるもので、11月から工事に着手する。
羽黒駅がある桜川市は、「日本三大最高級銘石」の一つ「羽黒青糠目石」の名産地。また、合併前の旧・岩瀬町の頃からサクラの名所とされている。
同駅の改築にあたっては「現在の駅舎の面影を遺しつつ、これら羽黒地域の特徴を駅舎に取り込」むとしており、羽黒青糠目石を床やカウンター、駅名標に使用。さらにサクラのマークを駅名標に掘り込む。新駅舎の構造は鉄骨平屋建てで、建築面積は48.95平方m、延床面積は40.99平方m。2月から使用を開始する。
南中郷駅は木造平屋建てで、建築面積が60.86平方m、延床面積は57.13平方m。「コンパクトでありながら印象的な屋根とひさしにより街と駅をゆるやかに繋」ぐデザインでまとめるという。3月の使用開始を予定している。