フィアットクライスラージャパンは、アバルト『595』の50周年記念限定車『595 50thアニバーサリー』の予約受注を10月15日より開始した。
限定車は、1963年にトリノモーターショーで発表された『フィアット アバルト 595』が、今年で50周年を迎えるのを記念したもの。かつての595のモチーフを内外装にふんだんに採用するとともに、各部に装着しているロゴもクラシックなデザインにするなど、記念モデルとして細部までこだわった仕様となっている。
エンジンは、1.4リッター直列4気筒DOHC16 バルブターボエンジンをチューニングし、最高出力は180ps、最大トルクは25.5kgmまで高めている。これは695シリーズと同一で、595の名を冠するモデルでは史上最もパワフルなエンジンとなる。
またトランスミッションには、シフト時間を短縮したATモード付5速シーケンシャルトランスミッション「アバルトコンペティツィオーネ」を採用、さらにレーシングスタイルのパドル式スイッチを備えることで、エンジンのパフォーマンスを最大限引き出すことができる。
エクステリアは、オリジナルにちなんだ「Fiat Abarth 595」のサイドストライプを装着するほか、赤いライナーで装飾された17インチのアロイホイールが特徴的。インテリアは、オリジナルのシートを現代的に再解釈した、赤と白の本革スポーツシートを採用し、ダッシュボードとコーディネート。また、赤のアクセントとセンターポジションの入ったステアリングホイールとブレーキペダルの両方をヒストリックロゴが飾るなど、貴重な1台となっている。
価格は484万9200円。発売は2014年4月以降で、全世界限定299台のうち日本には50台導入する。