電動パワーステアリング世界市場、2020年に2012年比1.9倍の6550万台を予測…矢野経済研究所

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矢野経済研究所は、2012年8月から2013年8月まで、電動パワーステアリングシステム(EPS)世界市場の調査を実施し、結果をまとめた。

それによると2012年のメーカ出荷数量ベースでのEPS世界市場は、3500万台と推計した。小・中型車に適するコラムアシスト式が今後も市場を牽引するとともに、EPSの搭載が遅れていた大型車、特に北米市場のEPS搭載率が高まることを背景に、これら車両に適したラックアシスト式が伸長すると予測。2020年のEPS世界市場は2012年比1.9倍となる6550万台にまで拡大すると予想する。

一方、EHPS(電動油圧パワーステアリング)は、長期的には、燃費性能と制御性の良いEPSに取って代わられる公算が大きい。2020年のEHPS世界市場規模はメーカ出荷数量ベースで2012年比10%減の450万台を予測する。

EPSの主要構成部品(モータ・ECU・トルクセンサ)の世界市場規模では、2012年から2020年まで年率で平均5.8%の高い成長率を続け、2020年に2012年比1.6倍の4357億円を予測する。

EPSメーカの技術開発トレンドは「モータ/ECU の一体化」や「異常時操舵アシストの継続」が進展する見ている。

《レスポンス編集部》

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