変化の激しい首都プノンペンで、10名の居住者による地図の更新プロジェクトチーム「Urban Voice」が結成された。
Urban VoiceとよばれるウェブサイトはNora Lindstrom氏を中心に2012年2月に開始され、道路のクオリティから政治デモが行われる場所のほか、学校や遺跡なども表示されている。
今回プノンペンに住む10人にマッピング作業を委託する形で、8日の夜メタハウスにて正式に開始された。
Urban Voiceの情報で明らかになっている事例のひとつは、昨年通信郵政省が出した「学校から半径500メートル圏内のインターネットカフェを禁止する」という省令の実態。実際はプノンペン市内のほとんどのインターネットカフェが禁止区域に入っているという。
「地図としてスタートしたプロジェクトだが、もっと広い範囲の分野に焦点を当てたい」と先導者のLindstromさんは述べる。