【タイ】アジア開発銀行(ADB)は2013年のタイの国内総生産(GDP)見通しをこれまでの4・9%増から3・8%増に引き下げた。輸出が伸び悩み、総合治水事業など大規模な公共投資が遅れているため。2014年は4・9%増を予想した。
タイのGDPは1―3月期が前年同期比5・4%増、4―6月期が同2・8%増で、前期比ではそれぞれ1・7%減、0・3%減と2四半期連続でマイナスとなった。
アジア開発銀行のタイ以外のアジア諸国・地域の2013年のGDP見通しは、中国7・6%増、香港3・2%増、韓国2・8%増、台湾2・3%増、バングラデシュ6%増、インド4・7%増、パキスタン3・6%増、スリランカ6・8%増、インドネシア5・7%増、マレーシア4・3%増、フィリピン7%増、シンガポール2・6%増、ベトナム5・2%増。