ブルサマレーシア、10月7日から金先物取引を開始

ブルサ・マレーシア・デリバティブスのチョン・キムセン最高経営責任者(CEO)は、10月7日から金(きん)先物取引を開始すると発表した。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが報じた。

エマージング・マーケット 東南アジア

ブルサ・マレーシア・デリバティブスのチョン・キムセン最高経営責任者(CEO)は、10月7日から金(きん)先物取引を開始すると発表した。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが報じた。

ブルサではリンギ建ての金先物の取引を行う。ロンドン市場のAMフィックス価格(米ドル)に合わせて現金決済で行う。

コントラクトサイズは100グラムからで、投資家は少量からの取引が可能となる。チョンCEOは、マレーシアは文化的に金の取引が盛んで、金先物取引に関心のある人が全て参加できる仕組みとなっていると説明した。

貴金属業者やメーカーなどが、在庫のリスク軽減や投資目的で金先物取引を積極的に行うことが予想されている。金取引は透明性が高い。マレーシアでは金の延べ棒への投資や、金投資口座を利用した投資が一般的となっている。

金のサプライヤーによると、金の世界的な取引価格は1オンスあたり1450米ドル程度から、年末には1250米ドル程度にまで下がると予想されている。

貴金属・宝石業者協会は、金先物取引の開始を歓迎すると表明。金の取引価格は不安定であり、先物取引は魅力的なものであるとした。

千田真理子

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