米L'Garde社は10月2日、太陽の光の反射で生まれるエネルギーを利用して推進する宇宙機、世界最大のソーラーセイル(太陽帆)「Sunjammer」の展開実験が成功したと発表した。
今回の試験は、セイル(帆)と梁の連結・展開の実証に初めて成功し、ミッションの重要な節目となった。パートナーの米航空宇宙局(NASA)とスペース・サービシス社の関係者は、カリフォルニア州タスティンにあるL'Garde社の施設で、実験の成功を見届けた。
スペース社のチャールズ最高経営責任者は「燃料不要の宇宙船開発を目指すNASAのビジョンの実現に一歩近づき、世界にソーラーセイルの将来性を知らしめた実験結果に大変満足している」と述べた。