アルプス電気はCEATEC JAPAN2013で、環境・エネルギー、ヘルスケア、スマートフォン、車載それぞれの市場に向けた製品や技術、アプリケーションを提案した。その目玉と言えるのが、未来の車室空間を提案する次世代コックピットだ。
ブースではそのデモンストレーションが行われた。シートに座ると、さまざまなセンサーが働き、まず顔認証システムで本人であるかどうかを確認。続いてバイタルセンサーで呼吸や心拍を計測する。それを過去のデータと比較し、問題がなければエンジンが始動する。
また、走行中はドライバーの視線を検知するとともに、手の動きから何を操作したいのかを予測し、操作の補助をする。さらに、ジェスチャー入力によって、直感的な操作も可能になるという。
「これから車にはさらにセンサーが搭載され、10年後にはこんな感じになっているかもしれません。われわれもこうした技術を車に搭載してもらえるように積極的に働きかけていくつもりです」と同社関係者は話していた。