2012年度の会計検査院報告の第1・2シリーズが、1日に下院議会で発表された。
今年から「連邦政府・機関」「連邦公的機関」「州政府活動」といった3つのシリーズに分けて報告が行われることになっており、第3シリーズは11月に発表される。政府による無駄遣いやずさんな財政管理、コスト超過などが改めて明らかになった。
評価は、15の政府機関、4の政府系企業を対象に21項目について行われた。特に問題が指摘されたのは、教育省、情報通信文化省、保健省、公共事業省、警察、関税局、福祉局の7つの省庁・機関で、無駄遣いの他、業務・サービスなどの質の低さ、歳入管理や資産管理のずさんさ、規則や手順の不遵守、プログラムやプロジェクトへの注意の低さ、請負業者やベンダー、コンサルタントの管理、プロジェクト管理力の欠乏、などが見つかった。
会計監査院は、653項目にわたる行政の課題を指摘。うち143項目については1日の国会で発表された。