アイシングループの豊生ブレーキ工業は、タイ国ラヨン県アマタ・シティ工業団地にドラムブレーキの新会社を設立すると発表した。
同社はこれまで国内4工場、中国福建省1工場で、主力製品であるドラムブレーキやディスクブレーキ、アクスルハウジングなどの自動車部品の生産を行ってきた。アセアン地域での需要が伸展する中、事業規模拡大を目指し、海外第2生産拠点となるタイ国に新会社を設立する。
同社では、新会社設立を機に、現地一貫生産を基本として生産体制を整え、アセアンでの事業基盤を確保。また、今後も効率的な事業体制の構築を推進するとともに、ドラムブレーキのグローバルでの生産供給体制構築を図る。
新会社の資本金は3億2400万バーツ(約10億円)で、総投資額は5億7000万バーツ(約18億円)。2014年6月に操業を開始し、2017年に売上約15億バーツ(約45億円)を目指す。