神戸製鋼は9月30日、中国天津市の西青(シーチン)経済技術開発区において、自動車パネル用アルミ板材の製造・販売を行う新会社を設立すると発表した。
新会社は、日系アルミ圧延メーカーでは初めての、中国におけるパネル材の現地生産拠点となる。真岡製造所から冷間圧延後の母材を供給し、現地では熱処理、表面処理などの精整工程を行う。
新会社の資本金は4億5000万人民元(約75億円)、総投資額は11億5000万人民元(約190億円)。生産能力は年間10万トンで2016年稼動開始の予定。
神戸製鋼は自動車軽量化ニーズの高まりに伴う、自動車パネル用アルミ板材の需要拡大に対応するため、供給体制の強化を図る。