アストリウム社は、パキスタン南西部で9月23日に地震が発生した後、海岸から400キロメートル離れた沖合に隆起した「地震島」の大きさを、同社が開発した高解像度の光学地球観測衛星『プレアデス』画像で推定したと発表した。
アストリウムが開発・製造した地球観測衛星プレアデスは、地震発生から3日後の9月26日、パキスタン南西部のグワダルの沖合で隆起した地震島の衛星写真を撮影した。同社の地球観測部門の専門家が推計したところ、面積は2万2726平方メートル、長いところで175.7メートル、短いところで160.9メートルだという。
プレアデスは、アストリウムが開発・製造しアストリウムGEOインフォメーション・サービスが運用する光学地球観測衛星。2011年12月にプレアデス1A、2012年12月にプレアデス1Bが打ち上げられ、分解能50cmの高解像度カラー画像を撮影することができる。