パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は9月30日、ECU(電子制御ユニット)の電源回路に最適な業界トップレベルの低直流抵抗で小形化、大電流などを実現した「車載パワーチョークコイル」を製品化したと発表した。
車載のエンジンECUは環境や燃費への高い要求を達成するために、燃焼、吸気、排ガスの高速で精密な制御をはじめ制御数の増加が進んでいる。またエンジン以外のECUも増加する傾向にありECUの小形、統合、軽量化要求も高まっている。
パナソニックが製品化した車載パワーチョークコイルは、縦5.0×横5.5×高さ4mmと、同社従来品に比べ約40%の小型化、業界トップレベルの低直流抵抗36mΩを達成。ECUの電源回路の省スペース化に貢献する。
また、低損失で電源の高効率化が可能なほか、優れた耐熱性、耐振動性により、車載ECUの厳しい環境下に最適な製品となっている。
新製品の量産開始は2013年10月から、サンプル価格は500円/個。