ライナス・マレーシアがパハン州クアンタンで運営しているレアアース(希土類)製錬施設、「ライナス・アドバンスト・マテリアルズ・プラント」(LAMP)は年内にフル稼働する見込みだ。
ライナス・マレーシアのマシャル・アハマド副会長兼社長が、レアアースに関するレクチャー「レアアース:よりグリーンな将来に向けて」において明らかにした。プラントの稼働率は現在30%となっている。第1期の年産能力は1万1,000トン。第2期完成後の年産能力は2万2,000トンとなる見込みで、世界のレアアース需要の20%を供給することができるようになるという。今年第2四半期末時点で、LAMPは144トンのレアアースを生産した。
施設の安全性についてライナスは、国際原子力機関(IAEA)を含めた機関からの監査を受けており、原材料や製品、廃棄物の安全性は確保されていると強調している。