日本政府観光局は、訪日外国人数が前年同月比17.1%増の90万7000人となり、8月として過去最高になったと発表した。
東アジア、欧米で夏の旅行シーズンを迎え、超円高是正で旅行費用に割安感が出て、訪日外国人が増加したと見られる。
市場別では台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、フランスからがそれぞれ8月として過去最高となった。特に7月からビザが免除されたタイは同102.3%増と倍増、マレーシアも同42.2%増と大幅に増えた。
日本との領土問題を抱える中国は、同14.6%減の16万3000人と依然として低調。
2013年1月から8月までの累計は前年同期比21.4%増の686万4000人となった。
同局では、2013年の訪日外国人数1000万人の目標について「伸び率が鈍化しているため、予断を許さない状況」としている。

