ホンダの青山真二取締役執行役員は9月18日、都内で一部報道陣と懇談し、タイの二輪車市場について「そろそろ成熟期というところにはきているが、大きなマーケットまま推移していく」との見通しを示した。
青山取締役は「マーケットは200万台を少し超えている水準で、需要構造は代替にずいぶん振れているが、二輪車そのもの有用性、有効性の認識が極めて幅広く浸透している。従って、日本国内とは様相が異なって大きなマーケットまま推移していく。縮小する感じではまったくない」と述べた。
ホンダはタイから複数の125ccモデルを日本に輸出しているが「かつての新興国のモデルというのはよりシンプルで、なるべくお求めやすくてというところが中心だったが、日本のお客様から見てもごく普通に受け入れられる新しいトレンドのデザインをまとったものになっている。例えば『グロム』はタイの人がデザインし、タイでほぼ開発もし、量産しているが日本でも受け入れられている」と説明した。