NASCARは9月9日、リッチモンドのレース終盤に起こったクリント・ボウヤーのスピンは、マイケル・ウォルトリップ・レーシングがマーティン・トゥルエクス・Jrに有利に導くために仕組んだこととして、オーナーとドライバー達にそれぞれ50ポイントの減点を科したことを伝えた。
この処分によって、レース後にワイルドカードの第2スポットを確保していたトゥルエクス・Jrはポストシーズンの枠から外され、代わりにライアン・ニューマンが進出することとなった。その他にもMWRには、30万ドルの罰金が科せられる。
「MWRがレースの結果を操作しようとしたというのが、我々の判断である。我々には公正なレースを全ての競争者に保証する義務があり、今日のアクションは我々のそれに対する貢献を反映している」とNASCARの競技副社長であるロビン・ペムバートン氏は語った。
この偽装事故の中心人物であったボウヤーは、50ポイントの減点に関わらず、第8シードに残ることとなり、これに対して同じく事故の影響でポストシーズン進出を阻まれたジェフ・ゴードンは収まりが付くはずもない。
「この騒ぎを起こした本人は影響を受けないと言うのか」と彼はツイッターを通じて不満を漏らしている。