9月8日、オランダのリーロップでモトクロス世界選権シリーズ最終戦が開催され、JKレーシングのS・シンプソンが、両ヒートをそれぞれ1位と3位でフィニッシュ。自身初、また英国人ライダーとしては2007年以来となるMX1での勝利を飾った。
シンプソンは、両ヒートともあざやかなスタートを見せるとレース序盤にトップグループに就け、自信あふれるライディングで力走。第1ヒートではアントニア・カイローリ(KTM)とバトルを演じる。カイローリはゴールまで残り2周となったところで転倒し、勝負が決まった。MX1参戦3年目にして初のヒート優勝を飾った。
第2ヒートはスタート直後、軽い転倒を喫し、8位まで後退。そこから追い上げを見せ、シンプソンは5人のライダーによる激しい2位争いに加わる。3位に入れば総合優勝が決まるシンプソンは確実に走り、ケン・デダイカー(KTM)の先行を許し、そのまま3番手でフィニッシュラインを通過した。
■WMX MX1 レース1
1位:S・シンプソン(ヤマハ)
2位:ケビン・ストライボス(スズキ)
3位:エフゲニー・ボブリシェフ(ホンダ)
4位:アントニオ・カイローリ(KTM)
5位:ケン・デダイカー(KTM)
6位:J・バンホービーク(カワサキ)
■WMX MX1 レース2
1位:アントニオ・カイローリ(KTM)
2位:ケビン・ストライボス(スズキ)
3位:S・シンプソン(ヤマハ)
4位:ケン・デダイカー(KTM)
5位:エフゲニー・ボブリシェフ(ホンダ)
6位:クレメン・デサール(スズキ)
■2013 WMX ポイントランキング
1位:アントニオ・カイローリ(KTM)761P
2位:クレメン・デサール(スズキ)671P
3位:ケン・デダイカー(KTM)607P
4位:ケビン・ストライボス(スズキ)553P
5位:ゴーティエ・ポーリン(カワサキ)539P
6位:トミー・サール(カワサキ)487P