APEC交通大臣会合が東京で開幕、テーマは「高質な交通を通じた連結性」…9月4日から

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第8回APEC交通大臣会合が9月4日から東京で開催される。

今回のAPEC交通大臣会合では、太田国土交通大臣が共同議長を務める。APEC加盟21国・地域の交通担当大臣(代理含む)が出席する。

今年の交通大臣会合は、「APEC域内の高質な交通を通じた連結性(コネクティビティ)の強化」をテーマに、連結性の向上やインフラ整備の促進、質の高い交通の追及について議論し、結果は大臣宣言として発表する予定。

9月4日は米国が主催する官民共同のフォーラムで、交通分野における女性の参加を拡大させるための政策や取組み、課題の進展に向けた戦略などについて検討する「女性と交通フォーラム」、内外のビジネスリーダーが、交通大臣会合のテーマを念頭に、官民それぞれの役割や政府への提言などについて議論する「ビジネスフォーラム」を開催する。

9月5日は交通大臣会合、9月6日はテクニカルツアーを開催する。会議に参加した大臣・代表団に、日本の交通インフラを紹介するため、5コースを用意する。

「自動車コース」は首都高速交通管制センターを経て日産自動車の追浜工場で電気自動車(EV)の製造現場を視察、EVに試乗してもらう。「高速鉄道・航空機コース」は東京駅構内から新幹線に乗車してリニア・鉄道館(名古屋)を見学、三菱航空機が開発している国産ジェット「MRJ」の製造工場を見学する。

「航空コース」は羽田空港(空港施設・管制、ターミナルビル、D滑走路)を、「海事コース」が横浜港コンテナターミナル(南本牧埠頭)から海ほたるを経由して三井造船の千葉事業所を見学する。

「高速鉄道・東北復興コース」は東京駅から新幹線に乗車して東北地方整備局で、震災・復興について説明を受け被災地である野蒜駅(仙石線)を見学、新幹線総合車両センターの車体整備工程を視察する。

《レスポンス編集部》

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