東京商工リサーチは9月2日、2013年8月の「中小企業金融円滑化法」に基づく貸付条件変更利用後の倒産動向を発表した。
8月の中小企業金融円滑化法に基づく貸付条件変更利用後の倒産(速報値)は、前年同月に比べ1件増えたものの、今年最少の20件だった。速報値ではあるが、2013年1月の25件以来、7か月ぶりに30件を下回った。
8月の負債総額は、前年同月比47.3%減の48億0900万円だった。負債10億円以上の大型倒産が1件(前年同月3件)にとどまったことで負債総額は減少した。
8月の産業別では、建設業が6件(前年同月4件)で最も多かった。次いで、卸売業5件(同2件)、製造業4件(同8件)、サービス業他3件(同1件)、運輸業2件(同2件)の順となった。