マレーシアのオイル不法投棄、首都圏で上水汚染…13%で断水などの影響

セランゴール川上流のスンガイ・ゴンで8月30日、大型トラックの修理センターが不法投棄したエンジンオイルによる汚染が確認され、4カ所の上水施設が清掃のため運転を一時停止した。これにより首都圏の13%で断水などの影響が出た。

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セランゴール川上流のスンガイ・ゴンで8月30日、大型トラックの修理センターが不法投棄したエンジンオイルによる汚染が確認され、4カ所の上水施設が清掃のため運転を一時停止した。これにより首都圏の13%で断水などの影響が出た。

パラニベル天然資源環境相の発表によると、31日午後5時にディーゼル油の回収作業は終了した。同日午後11時頃に上水施設の運転を再開したが、今後7日間にわたって水道水の供給に何らかの影響が生じることが予想されるという。これら上水施設4カ所は、首都圏の上水道の60%の供給を賄っている。

上水事業会社のシャリカ・ペカラン・アイル・セランゴール(SYABAS)が9月1日に出した声明によると、断水の影響を受けたのは▽クアラルンプール▽ペタリンジャヤ▽クラン▽シャアラム▽ゴンバック▽フル・セランゴール▽クアラ・ランガット▽クアラ・セランゴール--など。フル・セランゴール、クアラ・ランガット、クアラ・セランゴールでは完全復旧した。それ以外の地域については、水道の水圧が安定しないなどの問題が生じている。

広瀬やよい

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