【新聞ウォッチ】消費増税点検会合、有識者60人中44人が賛成、反対は3人

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年9月2日付

●マツダ、南アに販売会社、フォード経由から直販に (読売・7面)

●自転車検知衝突防止ボルボ6車種に搭載 (読売・7面)

●シリア攻撃決定先送り、オバマ大統領、議会承認求める (朝日・1面)

●配管からも汚染水漏れ、福島第一、タンク見回りを増員 (朝日・1面)

●密着、The経営者、トヨタ自動車・豊田章男社長、創業家出身孤独と覚悟 (毎日・1面)

●「防災の日」全国各地で訓練、富士山噴火を初想定 (産経・22面)

●ANA新LCCバニラ・エア、国際観光路線で巻き返し(日経・11面)

●臭い抑えたシート用樹脂、新車酔い減るかも? 東ソーが新触媒開発(日経・11面)

ひとくちコメント

来春の消費増税に対いる賛否の意見を有識者に聞く「集中点検会合」が終了。まるでやり残していた夏休みの宿題を大急ぎで片づけたかのようだったが、9月1日の各紙は、6日間で延べ60人が述べた意見の内容を総括した記事を取り上げていた。

それによると、有識者60人のうち、7割超の44人が「予定通り消費税率を2014年4月に8%に引き上げる」ことに賛成。時期や税率の上げ幅を変えるべきだとする「見直し」の意見は2割弱、反対は3人だけだったという。
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0月半ばまでに、安倍首相が最終判断を下す予定だが、有識者の意見を多数決で判断すれば、「予定通り」引き上げられることは間違いないようだ。ただ、賛成派の中には、日本自動車工業会の豊田章男会長のように「自動車取得税や自動車重量税の廃止を要望する」などの注文も多かったという。

一部の報道では、引き上げ前は新車販売で駆け込み需要が期待できるとの甘い見通しもあるが、むしろその反動の影響の方が恐ろしいだろう。今後は、安倍首相の最終判断とともに、スズキの鈴木修会長が「弱いものいじめ」と猛反対している軽自動車増税などの税制改正の動きも気に掛かるところだ。

《福田俊之》

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