【トヨタ SAI 改良新型】かっ飛んだデザインはもっといいクルマづくりの意識から

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車名の由来である“才”と“彩”をコンセプトとしたトヨタ『SAI』が大幅なマイナーチェンジを行った。

同社デザイン本部トヨタデザイン部第2デザイン室長の柴田秀一さんによると、『マイナーチェンジ前のSAIは“才”がより強く表現されていたと思います』と述べる。その理由は、「『プリウス』に次ぐハイブリッド専用車として2009年にデビューしたSAIは、プリウスのDNAを投入しながら、ハイブリッドの訴求を意識して開発したのです」と話す。

しかし、4年が経過しハイブリッドの普及も進んだ現在、プリウスのDNAに頼ることなく、より“彩”を表現しようということで、今回のマイナーチェンジにつながったという。

柴田さんは、「現在トヨタは“もっといいクルマづくり”という、全社を挙げてこれまで要件などで出来なかったことを、作ろうという意識があります。SAIの開発責任者である加藤主査から、かっ飛んだデザインにと言われ、これまでは出来なくて萎むこともありましたが、今はもっといいクルマを作ろう、全てデザイナーがやったものは、実現しようという風土から、これは出来ないだろうと思うくらい本当にカッ飛んでデザインしました」とSAIが大胆に変わった理由を語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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