国際興業バス、旧塗装車2種類を復刻…埼玉県内で9月から順次運行

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1959年の旧塗装を復刻したさいたま東営業所所属の新車。9月からさいたま市内で運行する。
  • 1959年の旧塗装を復刻したさいたま東営業所所属の新車。9月からさいたま市内で運行する。
  • 1959年の旧塗装は白地に濃淡の緑を鋭角的に配した塗装が特徴。
  • 1998年から採用されている現行デザイン。色は変更されたが「鋭角」は引き継がれている。
  • 1950年の旧塗装も飯能営業所所属の1台に施し、11月から運行を開始する。

国際興業グループは8月29日、埼玉県内で国際興業バスの旧塗装車を復刻すると発表した。2種類の旧塗装を5台のバス車両に施し、9月から順次運行を開始する。

復刻するのは、1950年に東都乗合自動車を合併して国際興業バスが誕生した際に採用された、ライトパープルとマルーンの2色塗装と、1959年から採用された、白地に濃淡の緑を鋭角的に配した塗装の2種類。

1950年採用の塗装は、飯能営業所に所属する2000年式の既存車両1台(いすゞキュービックKC-LV380L改、車両番号9501)に施し、11月から飯能市内と日高市内で運行する。一方、1959年採用の塗装は、さいたま東営業所所属の新車4台(いすゞエルガQPG-LV234N3、車両番号8305~8308)に施し、9月からさいたま市内で運行する。

1950年デザインのバス車両は既に消滅しており、1959年デザインのバス車両も11月で最後の車両が廃車となる。こうしたことから同社は「バス事業の歴史と、これまでご利用いただいた皆様への感謝の思いを未来に継承するため」旧塗装を復刻することにしたとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

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