カーニバル、「サン・プリンセス」を改装、日本発着で培ったアジアンテイストを採用

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カーニバル、「サン・プリンセス」を改装
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  • アトリウム
  • 寿司店も常設

カーニバル・コーポレーション&plcは、プリンセス・クルーズ客船「サン・プリンセス」に3000万USドルを投じて改装すると発表した。

シンガポールのセンバワン造船所で約2週間かけて改装する予定。

サン・プリンセスは今年、初の日本発着クルーズに就航した豪華クルーズ船。今回の改装では、これまでの日本発着クルーズで得たアジア的な要素を採り入れる。

今回の改装では、アトリウムの一角にあるプリンセス・クルーズの代表的な設備「インターナショナル・カフェ」を増設するとともに、今年、日本発着クルーズ限定で営業した寿司バーは好評なため、常設の「海寿司」としてリニューアルオープンする。ビュッフェレストラン「ホライゾン・コート」は従来のビュッフェに加え、その場で調理するエリアや、ペストリーショップとコーヒーバーも設置、座席数も増やし、内装も新調する。

「スターリング・ステーキハウス」もデザインをリニューアルする。プールサイドのハンバーガーグリルは屋外バーベキュー施設に変更、アイスクリームバーにはスペシャリティーコーヒーのメニューを加える。「ロータス・スパ」も全面改装され、内装を一新する。

改装完了後、サン・プリンセスは、アジアとオセアニアクルーズに就航した後、2014年4月から2年目となる日本発着クルーズに就航する。

同社では、日本でのクルーズ事業を強化しており、2013年は4~7月の3か月間、サン・プリンセスによる横浜発と神戸発の7コース9航海を運航した。2014年はサン・プリンセスに加え、日本で建造されたダイヤモンド・プリンセスの2隻で、横浜、神戸、外国客船初の小樽をホームポートとして、5~11日間の日程で、合計42航海と、日本発着クルーズを拡大する。

《レスポンス編集部》

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