ANAグループは、ミャンマーの航空会社アジアン・ウイングス・エアウェイズ・リミテッド(AWA)に資本提携することで合意したと発表した。外国のエアラインがミャンマーの民間エアラインへ投資するのは初めて。
ANAグループはAWAの株式49%を約25億円で取得する。今後、AWAに対して、運航・整備に関する安全性・定時性の強化やサービス品質向上にむけた業務支援を行い、国内線・国際線両事業で、ミャンマーの他エアラインとの差別化を図る。
AWAは、ミャンマーの民間新興エアラインで、現在はATR72を2機、A321を1機保有して国内線のみ運航している。今年10月には国際線を就航する予定で、2018年までにエアバスA320を10機体制で運航する計画。
ANAは、民政移管したミャンマーに航空会社としていち早く参入しており、今回ミャンマーの航空会社との資本提携により、ミャンマーを取り巻くアジア市場の航空需要を積極的に取り込んでいく。
ANAでは9月30日から、ANAは成田~ヤンゴン線のデイリー運航(週7便)・機材大型化を実施する。日本からミャンマーへの輸送力増強を行う中、ミャンマー国内の主要都市への以遠便(AWA運航)の接続性を向上する。