マレーシア航空(MAS)は20日、2013年の第2四半期の決算を発表、純損益は赤字だったもの、営業損益は790万リンギに黒字回復した。前年同期の営業損失額は1億190万リンギだった。
売り上げは前年同期比11.74%の3億5,943万リンギとなった。純損失は前年同期の3億4,868万リンギから1億7,518万リンギに縮小した。
上半期の売り上げは、前年同期比11.2%増の6億9,833万リンギとなり、純損失は前年同期の5億2,005万リンギから4億5,378万リンギに縮小した。
MASグループのアハマド・ジャウハリ・ヤハヤ最高経営責任者(CEO)によると、生産性を向上させ売り上げやコスト管理を行った結果、損失が縮小した。第2四半期のロードファクター(座席利用率)は、過去10年で最も高い80%となった。
2011年に発表した2014年までに黒字化を目指す3年計画について、アハマド最高責任者は損失が減少しており、計画は順調に進んでいるとコメント。競争力の高い商品や価格を提供することで、ロードファクターは改善を見せたとし、同社の業績が改善していることを示している証だと述べた。