フリーマーケットで発見されたカンボジアの伝統曲の楽譜。そのなかの楽曲が来月CDとして発売される。
発見された楽譜は、黄ばんだ表紙に「カンボジアのシャンソン」とタイトルが書かれ、1921年に発行されたものとみられる。現在はプノンペンのボファセンターに保管されている。
楽譜はフランス人のAlbert Triconと呼ばれる人物によって書かれ、そのうちの8曲が来月「Cambodian Forgotten Songs(カンボジアの失われた曲たち)」というタイトルでCD発売される。
実はこのレコーディングは2度目の試みで、1度目は2008年に行われた。今回のレコーディングではフランスや西洋のスケールで丁寧に編曲され、王立芸術大学の学生が集まったPleng Kar Boran というアンサンブルチームによって演奏された。
至ってシンプルでエレガントな表紙のこの楽譜。見かけは他の楽譜と特別変わりないのだが、カンボジアが忘れていた多くのメロディーが入った貴重な1冊だという。CDは来月19日に発売される。