東燃ゼネラル石油が発表した2013年6月中間期(1-6月期)の連結決算は、経常利益が279億円の黒字となった。前年同期は142億円の赤字だった。
売上高は前年同期比15.7%増の1兆5566億円となった。円安や原油価格上昇の影響で、石油製品の価格を引き上げたことなどから増収となった。
営業利益は309億円の黒字となった。前年同期は144億円の赤字だった。在庫評価益が454億円改善したのが主因。
石油事業では、石油マージンは低迷したものの、経費削減やEMGマーケティングの利益が貢献した。石油化学事業では芳香族マージンが大幅に改善した。
通期業績見通しを修正した。売上高は、前回予想より1000億円増の3兆2000億円となる見通し。営業利益は石油事業でのマージンが想定を下回ったことなどから前回予想から110億円マイナスの520億円に下方修正した。経常利益も130億円マイナスの480億円、最終利益が80億円マイナスの250億円に下方修正した。