フォルクスワーゲングループは8月13日、2013年1-7月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は338万台。前年同期比は3.7%増と、引き続きプラスを保つ。
市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が前年同期比18.9%増の136万台。中国を含めたアジア太平洋地域では、17%増の148万台以上を売り上げる。
また北米は、前年同期比3.6%増の35万9300台。このうち米国は、1.3%減の24万2600台にとどまる。7月単月実績は3万5779台。前年同月比は3.3%減と、4か月連続で前年実績を下回った。
信用不安が続く欧州は、前年同期比6.8%減の98万台。地元ドイツも9.1%減の32万8400台と、前年実績を割り込む。これまで好調だったロシアも、前年同期比5.2%減の9万0600台と後退している。
フォルクスワーゲンブランド(乗用車)の7月単月の世界新車販売は46万6100台以上で、前年同月比は0.5%減と4か月ぶりのマイナス。同社のクリスティアン・クリングラー営業担当取締役は、「フォルクスワーゲン乗用車ブランドは、市場環境の厳しさが続く中、堅調な販売実績。今後も世界市場の動向を注視していく」と述べている。