ザ・スターによると、業界オブザーバーらは、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に合意することで、TPP参加国の市場アクセスが可能となるためマレーシア国民車メーカーに恩恵をもたらすと予想した。
しかし、恩恵を受けるには国民車メーカーが競争力を持つことが条件だという。
またオブザーバーらは、自動車メーカーが輸出のためにどのように増産を行うかを決定することが必要と指摘している。
あるオブザーバーは、国内での部品調達について、国内での調達がコスト増になるとの声が業者から出ており、問題となっていると述べた。また専門技術の不足が高コストにつながると指摘した。
専門家は政府が発表を先送りしている新自動車政策(NAP)に、そのような問題に対処し、産業を成長させるような内容を盛り込むと予想した。
ベンダーについて、オブザーバーはTPPに合意することで物流コストやその他のコストを抑えることが出来るようになるとの見解を示した。
TPPの交渉には、▽日本▽ブルネイ▽チリ▽ニュージーランド▽シンガポール▽米国▽豪州▽ペルー▽ベトナム▽マレーシア▽メキシコ▽カナダ--が参加している。今年10月の妥結が見込まれている。