インド鉄道省傘下の鉄道車両工場ICFは、インド工科大学マドラス校と共同で、車内照明やエアコンをソーラーエネルギーでまかなう客車の開発プロジェクトを開始した。インド英字紙タイムズ・オブ・インディア(オンライン版)が報じた。
記事によると、インドの鉄道がソーラーエネルギーの活用を試みるのは初めて。鉄道当局は今後冷房車の需要が大幅に増えるとみているが、客車の電源はディーゼル発電機を搭載した電源車からの供給などによっており、現状では電源用の燃料費増加につながる可能性がある。ソーラーエネルギーの活用が成功すれば、電源車が不要になる可能性がある。
ICFと大学の覚書調印は7月に行われた。プロジェクトの完了までどの程度の時間を要するかは不明。