ヤマトホールディングス傘下のヤマトオートワークスは、国土交通省が貨物車へデジタル式運行記録計の装着義務化を検討しているのに対応して、簡易型デジタルタコグラフ「アースドライブDTU-1」を発売すると発表した。
国交省は、「最大積載量5トン以上、車両総重量8トン以上」の車両への運行記録計の装着を義務付けていたが、「最大積載量1トン以上、車両総重量3.5トン以上」の車両についても装着の義務化拡大を検討している。加えて装着する運行記録計をデジタルタコグラフにすることも検討している。
現在、市場で発売されているデジタルタコグラフは、高額、多機能で操作が難しいため、中小規模の事業者にとっては装着対象となる車両に導入しづらいという課題があった。
今回、デジタルタコグラフの装着コスト負担を軽減するとともに、利便性の向上を目的として、安価で操作がしやすい簡易型デジタルタコグラフを発売する。
新製品は、運行管理の記録として、必要最低限の法定3要素である時間・距離・速度のみに特化した。これによって現在市販されているデジタルタコグラフよりも安価な5万円で提供する。
他製品と比べコンパクトな設計となっており、運行開始と終了時の操作もボタン1つで簡単に操作できる。
国土交通省の認定(装置型式指定認可)を取得しているため、規制強化後もそのままの仕様で使用できる。