ニッパツが発表した2013年度第1四半期の連結決算は、海外の自動車部品が好調だったのに加え、為替差益の効果もあって経常利益が前年同期比4.9%増の93億2000万円と増益となった。
売上高は同5.6%増の1337億5500万円となった。懸架ばね事業、シート事業ともに、国内の自動車生産が減少したものの、海外ではタイ、北米で増産となったため、受注が好調だった。精密部品事業は国内の自動車生産減とHDDの減産で不振だった。
営業利益は、精密部品事業、産業機器などの事業が大幅減益となったため、同9.2%減の76億100万円と減益だった。当期純利益は同18.9%増の63億9600万円となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。