京浜急行電鉄(京急)が8月7日発表した2013年度第1四半期(4~6月期)の連結決算は、経常利益が前年同期比82.0%増の61億9800万円で大幅な増益となった。
営業収益は交通事業などが好調だったのに加え、流通事業で連結子会社の決算期を変更した影響もあって、21.9%増の850億0500万円だった。
鉄道事業では、2012年10月のダイヤ改正による利便性向上の効果で羽田空港輸送が増加したほか、他社と共同で交通系ICカードの全国相互利用サービスを活用したキャンペーンを実施するなど利用促進策を実施した結果、輸送人員は1.4%増えた。交通事業の営業収益は1.4%増の289億5700万円、営業利益は30.4%増の44億8900万円だった。
全体の営業利益は56.3%増の69億7800万円で大幅な増益。当期純利益は436.0%増の39億100万円だった。通期業績見通しは前回予想を据え置いた。