日立建機は、新型ハイブリッド油圧ショベル『ZH200-5B(標準バケット容量0.8立方米、運転質量20.2トン)を12月1日から発売する。
ZH200-5Bは、ハイブリッドショベルの低燃費性能だけでなく、さまざまな現場に柔軟に対応できる実用性を兼ね備えた新世代ハイブリッドショベル。顧客の投資回収の視点から購入しやすいハイブリッドショベルを目指し、優れたコストパフォーマンスを実現した。
エンジンは、いすゞ製の5.2リットル直噴式直列4気筒ディーゼル(166ps/200rpm)を搭載。
ハイブリッドシステムは、旋回減速時に発生するエネルギーを電気エネルギーとしてキャパシタに蓄電し、旋回駆動時に旋回電動モータを有効活用することで燃料消費量を削減する。日立グループの協力を得て開発したハイブリッドシステムと、省エネ油圧システムを融合した「トライアス-HX」を従来機に引き続き採用。性能を向上させることで、さらなる低燃費化を実現している。排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合したモデルとなっている。
価格は2320万円(工場裸渡し・税別)より。販売目標は、国内向けに年間300台を見込んでいる。ちなみにランボルギーニ『ガヤルド』のベースモデルである「LP550-2 クーペ」は2364万9150円(こちらは税込)。