自動車技術会は7月26日、小学生を対象に名古屋市で開催された体験型イベント「キッズエンジニア2013」で、紙を切ったり、折ったりして自分だけのクルマをつくる「ペーパークラフトコンテスト」を開催した。
ペーパークラフトは、日産『リーフ』、ホンダ『インサイト』、三菱『i-MiEV』、マツダ『CX-5』など、自動車メーカー5社の協力のもと、実際の市販車をモデルとした11種類の中から好きなクルマを選んで制作できる。中には、1934年に市販化されたトヨタ初の量産車『トヨダ AA型』など歴史的名車のペーパークラフトも用意してある。子どもたちだけでなく、クルマ好きの大人の心もくすぐるラインナップだ。
愛知県犬山市から家族で来場したという小学4年生の女の子は「色をぬるのが楽しい。学校の授業みたい」と話す。女の子の父親は「ちょうど今乗っているクルマがクラフトになっていたので、挑戦してみました。意外と細かいところまで再現してあるので、つくっていてワクワクします」と子どもに負けないくらい夢中になっている親の姿が印象的だった。
完成したクラフトはブース前のスペースに展示され、午前と午後に1回ずつコンテストが行われた。展示スペースには、カラフルに彩られたものや羽飾りなどが付けられたものなど、さまざまな作品が並んだ。