ANA、日本初となる「銀聯」ブランドの提携カードを発行

航空 企業動向

全日本空輸(ANA)と三井住友カードは、ANAと三井住友カードが発行するANAカード会員(Visa、マスターカード)を対象に、日本初となる「銀聯」(ぎんれん)ブランドの提携カード「ANA銀聯カード」を新たに発行し、7月29日から募集を開始すると発表した。

「銀聯」ブランドのカードは、中国国内で約35億枚(2012年12月末時点)発行されており、最も普及しているカード。中国の大都市から地方都市まで、中国全土約480万店(2012年12月末時点)の加盟店で利用でき、中国国内での日常的な決済では欠かせない手段となっている。

中国国内では、他の国際ブランドと提携する加盟店が銀聯加盟店と比較して少ないことから、ANAカードに加えANA銀聯カードでキャッシュレスでの利用範囲拡大を図る。また、中国以外でも日本を含むアジアを中心に、全世界141か国・地域の幅広いニーズに応えていく。

海外、特に中国を中心とした、アジア圏でカード利用のニーズが高いことから、「ANA銀聯カード」を発行し、ANAカードと「ANA銀聯カード」を持つことで、中国を中心としたアジア圏への旅行・出張の多い利用者の利便性向上を図る。

カードは、三井住友銀聯カードに比べてANAマイル交換率が優遇されており、利用金額に応じて貯まるワールドプレゼントのポイントを、1ポイント=5マイルに交換できる。三井住友銀聯カードは1ポイント=3マイルのため、カードではより多くのANAマイルを貯められることから、マイル獲得の促進機能を強化した商品となっている。

ANAと三井住友カードは、今回の「ANA銀聯カード」発行を機に、中国銀聯との連携を強化し、中国銀聯が提携する金融機関や、中国の旅行会社などを通じて、在日中国人に対するプロモーションを実施するなど、アジア地域の旅客需要の取込みを目的とした各種施策を実施する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集