GMの第2四半期決算、純利益は20%のマイナス

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米国の自動車最大手、GMは7月25日、2013年第2四半期(4-6月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、売上高は391億ドル(約3兆9220億円)。前年同期の376億ドルから、4%増えた。純利益は12億ドル(約1205億円)で、前年同期の15億ドルに対して20%の減益となった。

増収・減益となった背景は、信用不安の欧州での販売不振。GMの欧州部門にはオペルがあるが、そのオペルの販売が、伸び悩んだのが響いた。欧州事業は第2四半期、赤字幅は縮小したものの、1億1000万ドル(約110億円)の赤字を計上。

2013年第2四半期の世界新車販売台数は、249万2000台。前年同期比は4.2%増だった。市場別では、北米が88万台でトップ。前年同期比は7.3%増と、好調な米国経済を背景に、新車販売を伸ばした。一方、信用不安が続く欧州は42万5000台。前年同期比は6.6%のマイナス。南米は26万2000台で、前年同期比は3.1%増と回復。

また、アジア太平洋地域やアフリカ、中東では92万5000台を販売。前年同期比は7.3%増と伸びた。これは中国での新車販売が好調なことによるもの。

GMのダン・アカーソン会長兼CEOは、「世界の重要2市場、米国と中国で好調を維持した。欧州事業をさらに強化し、シボレーやキャデラックの伸びにつなげたい」とコメントしている。

《森脇稔》

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