【WRC】ラトバラ、エストニアラリーでの技術的トラブルで勝利を逃す

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ヤリ‐マティ・ラトバラ
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旧式のアウディ・クアトロでエストニアラリーに挑んでいたフォルクスワーゲンのWRCドライバー、ヤリ‐マティ・ラトバラが車のテクニカルな問題により、惜しくも勝利を逃した。

彼は1982年型グループ4仕様のアウディ・クアトロで競争し、2011年にフォード・エスコートのハンドルを握って成し遂げた時と同様に、この歴史的なクラスでの勝利に向かっていた。

金曜日のオープニング・ステージでリードを奪った後、ラバトラは土曜日の第7ステージまで51秒のアドバンテージを保っていた。

「車は良い感じだったが、ステージのスタートでギア・レバーが少しだけ安定性を欠いていることに気付いた。5速に入れることができなかったので、4速を使うしかなかった。だがもう一度5速に入れようと試みたら、レバーが壊れてニュートラルに入ったままになってしまったんだ。車はストップして、僕は副ドライバーに対策を訪ねてみた。僕達はギアをマニュアルで選択するのが、ベストの手段だと判断した」

僕は車の外にでて、ボンネットの下側を見てみたが、ギアを動かすレバーを見つけることができなかった。最終的に僕はそれを発見して、エンジンの周りに腕を回してそれを引っ張り、3速に入れることができた。だから僕達は再発進したが、それまでに7分の時間を失ったんだ」とラトバラは語った。

ラトバラがこのトラブルで9位に終わる間に、フィンランドのバイル・シルバスティが旧型車クラスの勝利をポルシェ911 RSで奪った。

「僕にとって大切なことは、ラリーを楽しむことで、僕達はそれをやった。僕達はフィニッシュに到達して、僕は本当にアウディを楽しんだ。それは現在のワールドラリーカーとはかなり違うが、オープンな場所で運転するには素晴らしい車で、ジャンプでも素晴らしかったよ」とラトバラは付け加えた。

そして彼は次の年にこのラリーに戻るかどうかを聞かれ、「今年問題を抱えて勝つことができなかったからね。僕達は来年、きっと戻ってくるだろう」と答えた。

《河村兵衛》

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