カンター・ジャパンは、アメリカの消費者が日本の自動車ブランドをどう見ているのかについて調査を行い、その結果を公表した。
調査の対象は、18歳から65歳までの男女で、過去4年間に新車を購入した、または今後2年以内に新車を購入する予定があるという397名から回答を得た。調査は、今年3月から4月にかけてインターネットで行われた。
調査の結果、トヨタ車を「評価できる・他の車とは違うと感じる」と答えたのは全体の54%となり、大衆車の中では他のブランドと比べて最も評価が高いことがわかった。
トヨタは、2009年後半と2010年前半に大規模なリコールを行い、2010年の調査ではトヨタ車を「評価できる・他の車とは違うと感じる」と答えたのが全体の44%となり、フォード(52%)やホンダ(48%)の評価を下回る状況だった。
同社は、今回の調査の結果から、アメリカの消費者の間でトヨタブランドへの信頼が回復の兆しをみせていると分析した。