ロッキード・マーチンは7月16日、米国海軍と共同で2番目のモバイル・ユーザー・オブジェクティブ・システムズ(MUOS)通信衛星の打ち上げを、7月19日にユナイテッド・ローンチ・アライアンスのアトラスVロケットによって行う準備が完了した。
打ち上げのライブ放送は東部標準時の午前8時28分に開始され、「ULA webcast」よりアクセス可能である。
「これはMUOSのチームにとって誇るべき瞬間だ。サプライヤーやエンジニア、技術者や顧客といったチームの熱心な取り組みによってここまでたどり着いた」とロッキード・マーチンの狭帯域コミュニケーションズ副社長、イリス・ボンベリン女史は語った。MUOS通信衛星は、3G(W-CDMA)セルラーサービスを応用した広帯域符号分割多元接続ペイロードを採用している。
衛星軌道上の衛星群は4つの通信衛星と1つの軌道上のスペアから成り、2015年にその完全な機能を達成することが予想されており、極超高周波ナローバンド通信の利用価値を、2025年を大きく越えて延長する。